- 2006-12-01 (金)
- 04 ミクシィ
信号待ち。
イヤホンからのパルスの合間に、
誰かを呼ぶ声がする。
左を見ると軽の白いワゴンが一台。
窓から半身乗りだして、
こちらに顔を向けている。
どうやらボクを呼んでいる様子。
妙にスマイル。
音を止めて聞き質す。
「すいません、煙草1本だけもらえませんか?」
知らない顔だ。
初対面の人にいきなり5本も10本もくれとは、
普通は言わないだろう。
ならば「1本だけ」の「だけ」は余計である。
いや、1本くれだってあまり言わないか。
少し苦笑いしてポケットから煙草を取り出す。
無言で差し出すと、彼は手を出して受け取った。
「すいませんねぇ。火はあるんで大丈夫です」
特に心配はしていないけれど。
なかなかに発言がユニークな
お兄さんであったことよ(多分ボクよりも年は下)。
信号が青を灯して、
それぞれが発進。
ボクは右に、彼は左に。
背後でクラクションの音がかすかに聞こえた。
たまらないなぁ、こういうの。