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070120

かじかむ指をごまかして、夜道。
誰ともすれ違わずにヒタヒタと夜を滑る。
黒い微粒子の中に浮かび上がるのは、美しい集合住宅のストラクチャたち。

空の方に顔を向けると、申し訳程度にぽつりぽつりと、星がかぼそく瞬く。
はるか昔の人は、あの光る点と点の間に線を引いて、キャラクタを生み出した。
キャストは時空を超えて幕をあげ、人間は壮大な物語に思いを馳せた。

暗闇の中にこぼれている光の筋を紡ぎながら、人々は夜毎、語り部になる。

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